大横綱大鵬の孫、東十両6枚目の王鵬(21=大嶽)は7勝7敗で迎えた千秋楽、大翔鵬にはたき込まれて負け越しとなった。

「もう少し前に攻めたかった。背中を丸めていきたかったが(相手の)当たりが思ったより強くて起こされて後手に回ってしまった」と悔しがった。

今場所は自己最高位だった。成績次第で幕内の座も視界に入っていたが、壁を感じた。ただ、これも経験と前向きにとらえる。「7勝7敗で弱いところが出てしまった。ただ早めに7勝7敗を経験できたことはよかった」と話す。今後に向け、「突き押しを磨いてきたが、これからも磨いていきます」と明確な課題を掲げた。