大相撲で史上最多45度の優勝を誇り、9月30日付で引退した間垣親方の元横綱白鵬(36)が1日、東京・両国国技館で、引退会見を行った。

師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)は、努力家の弟子をねぎらった。会見に同席し「準備運動に関しては一番。稽古に対して本当に真面目な子で努力もした」と断言した。土俵に別れを告げる弟子に、寂しげな表情。引退を決断した名古屋場所中、右膝を懸命に治療する白鵬を見て「これ以上相撲を取らせることはできない」と感じたという。今後は部屋付きの親方となるだけに「自分と似たような力士を育ててほしい」と期待した。