大相撲の関脇御嶽海(28=出羽海)が25日、東洋大の2学年後輩で24日に現役引退を表明した競泳男子の萩野公介(27=ブリヂストン)にねぎらいの言葉を送った。

25日、東京・両国国技館内の相撲教習所で九州場所(11月14日初日、福岡国際センター)に向けた合同稽古に参加。前日24日の萩野の引退会見について「すがすがしい顔で会見もしていたし、夜のテレビの生出演もしていて。お疲れさまとしか言えないですけど。でも本当にいいものを見せてもらった」と話した。萩野とは東洋大在学中から交流があり、同じアスリートとして卒業後も刺激を受け続けてきた。

自身は12月に29歳の誕生日を迎えるが、今後も力士として活躍する意欲を示す。「僕はまだまだ現役でいますけど、ああいうふうに(萩野のように)いろんな人に感動を与えられるような人になりたいですね」と誓った。

関脇復帰3場所目となる九州場所に向けて、この日は小結高安らを相手に相撲を取って汗を流した。合同稽古の常連で、今回も全4日間参加する予定。夏場所以来3場所ぶりの2桁白星を目指す28歳は「有意義な4日間にしたい」と気持ちを高めた。