9月の秋場所後に引退した元横綱白鵬の間垣親方が、NHK大相撲中継で解説者デビューし、正面解説席から幕内の取組を担当した。

幕内土俵入りから取組が始まるまでの間に、間垣親方の入門から横綱昇進までの軌跡がまとめられた映像が放送された。引退会見の時に思い出の一番に挙げた、04年九州場所で横綱朝青龍から初金星を獲得した映像が流れると「この会場でしたからね。『勝ってしまった』とものすごくうれしかったけど、申し訳ない気持ちもあった。でも勝って恩返しができました」と当時の心境を明かした。

巡業で朝青龍に稽古をつけてもらった映像や写真などの紹介され「新十両の時は巡業で稽古をつけてもらって、稽古だけど勝たせてもらった。そうやって自信をつけさせてもらった」と感謝した。一方で「本当に怖かったですね」と冗談交じりに朝青龍の印象を口にした。