再入幕の西前頭15枚目・阿炎(27=錣山)が、幕内優勝経験のある37歳ベテランの玉鷲との激しい相撲を制して1敗を守った。

「押し始めたら止まらない相手。先に当たって、流れでなんとかならないかと思った」。立ち合いは押し込まれたが、今場所の阿炎はここからが違う。踏み込み直してのど輪攻め。最後は力強く突き出した。

13日目は大関貴景勝との対戦が組まれた。優勝争いを繰り広げているが、「意識はしていないです」とキッパリ言った。