先場所、最後まで優勝争いを演じた西前頭6枚目の阿炎(27=錣山)が、宝富士に何もさせずに押し出す快勝発進した。

19年7月場所中の日本相撲協会のガイドライン違反で出場停止処分。復帰してから改心したように相撲だけに打ち込み、勝ち越しを続けて先場所に果たした再入幕では12勝をあげた。

今場所も活躍を予感させるような力強い押し相撲。「前に出られましたし、相手(宝富士)の相撲をとらせなかったのでよかったと思います」。

今年の目標には「最後まで集中して一番一番を大切にとっていきたい。見ている人たちに認めてもらえるよう、努力を重ねる1年にしたい」と語った。