出場停止から復帰2場所目の東幕下5枚目竜電(31=高田川)が、2場所連続の幕下優勝を逃した。

6戦全勝で迎えた7番相撲で、同じく6戦全勝の東幕下35枚目の西川(23=境川)に引き落としで敗れた。立ち合いからまわしを求めて突っ込んだが、すかさず回り込む相手の機敏な動きに翻弄(ほんろう)された。取組後のリモート取材には応じなかった。

三役経験者の竜電は20年3月から昨年1月までに不要不急の外出をしたとして、日本相撲協会の新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反。同年夏場所から3場所連続の出場停止処分を受けていた。処分明けとなった昨年11月の九州場所は、7戦全勝で幕下優勝を果たした。

今場所は東幕下5枚目で6勝1敗の成績だった。周囲の状況次第だが、3月の春場所では昨年名古屋場所以来の関取復帰が有力となっている。