元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(41)が、甥っ子で東前頭6枚目の豊昇龍(22=立浪)が見せた気迫の“顔面ダイブ”に自身を重ねた。

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豊昇龍はこの日、流血に負けず大関正代を撃破した。投げの打ち合いとなった最初の1番は軍配こそ正代に上がったものの、顔面から落ちて物言いを呼び込み、同体取り直しに持ち込んだ。額から血を流しながら臨んだ取り直しの一番では、相手の差し手を逃れるように動き回り、のど輪で突き起こしてから左差しで寄り立てた。2桁白星に到達した豊昇龍は「大丈夫です。頭から落ちて良かった」と、額の傷について笑い飛ばした。

ダグワドルジ氏は豊昇龍の取組後、SNSですぐに反応した。甥っ子の奮闘に言及するように、自身のツイッターに「本土俵に一礼 強くなれ!」と、上機嫌を連想させる絵文字を交えて投稿した。

さらに自身の現役時代の思い出もつづった。大関昇進を決めた、02年名古屋場所前のことだったという。「2002年名古屋場所前、佐渡ケ嶽部屋稽古に行き琴光喜と申し合いで頭から突っ込んだことがある。まげの一部カミソリのような綺麗になくなってた。痛い痛い。さーこれで土俵に愛情がある事や」(原文ママ)。出稽古先で顔面を打ち付け、負傷したことを懐かしがっていた。

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