“下克上”が色濃く漂ってきた。上位陣が不安定な今場所、2敗で平幕4人がトップに並んだ。

西前頭4枚目の隆の勝は大関御嶽海を一気の相撲で寄り切り4日目から6連勝とした。

西前頭15枚目の一山本は千代翔馬を突き出した。西前頭12枚目の佐田の海は輝を押し出し。東前頭11枚目の碧山は琴恵光を小手投げで、いずれも7勝2敗と勝ち越しに王手をかけた。

大関正代は関脇阿炎を押し出し、今場所初の連勝で3勝6敗とした。

大関貴景勝は関脇若隆景と激しい攻防の末にはたき込まれ、5勝4敗と優勝争いから後退した。

大関どりの足固めへ、若隆景は連続2桁勝利へ希望をつないだ。

横綱照ノ富士は翔猿を豪快にきめ出し、3敗を死守した。