序ノ口は東22枚目の風賢央(かぜけんおう、22=押尾川)が6勝1敗で並んだ4人の優勝決定戦を制した。

トーナメント方式で行われ、風賢央は最初に15歳の丹治を押し倒し、決定戦では本割で敗れた山藤に雪辱を果たした。

「優勝できてホッとしています。6番相撲で敗れた相手。意地でも勝ちたかった。勝ちたい意識はもちろんあったが、自分の相撲をとろうと思いました」と振り返った。

中央大相撲部で主将を務めた。付け出し資格は得られず、序ノ口からのスタートとなった。

「同世代は三段目、幕下、関取もいる。自分は付け出し資格がなく入門したので時間がない。しっかり勝って番付を上げていかないといけない」と力をこめた。