日本相撲協会は22日、元小結の松鳳山(38=放駒、本名・松谷裕也)が引退届を提出し、受理したと発表した。28日に会見する。年寄名跡を取得していないため、親方として協会に残ることなく、第2の人生を歩むことになる。

松鳳山は駒大卒業後、元大関若嶋津の松ケ根親方が率いる当時の松ケ根部屋に入門。06年3月の春場所で初土俵を踏んだ。4年後の10年夏場所で新十両に昇進。11年九州場所では新入幕を果たした。突貫相撲を身上に幕内上位で活躍。13年初場所では新三役の小結に昇進した。三役在位は、いずれも小結の5場所。各段優勝は十両で1回、幕下で2回、序二段で1回。金星は5個、三賞は殊勲賞が1回、敢闘賞を3回、獲得した。

5月の夏場所は東十両12枚目で3勝12敗と負け越し。7月の大相撲名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)は、11年夏場所以来の幕下陥落が濃厚となっていた。