日本相撲協会は27日、大相撲名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。

横綱は、在位6場所目の照ノ富士(30=伊勢ケ浜)が、2場所連続8度目の優勝を目指す。番付上で5場所連続の一人横綱として臨む。

大関陣は、かど番を脱出した貴景勝(25=常盤山)が東に就いた。在位3場所目となる西の御嶽海(29=出羽海)は初のかど番、西の序列2番目の正代(30=時津風)は在位11場所目で4度目のかど番となる。大関陣2人のかど番は、今年3月の春場所以来。

関脇は、東が3場所連続(三役も同じ)の若隆景(27=荒汐)が務める。新関脇で12勝3敗の優勝、先場所は9勝6敗で、今場所は明確な「大関とり」の場所とは言い切れないが、好成績を収めれば大関昇進の可能性も望める。西は大栄翔(28=追手風)が20年秋場所以来、11場所ぶりの関脇復帰(三役は2場所連続)を果たした。

小結は、東が3場所連続(三役も同じ)の豊昇龍(23=立浪)。西は2場所連続の関脇から降下した阿炎(28=錣山)が、20年初場所以来の小結(三役は3場所連続)となった。なお、三役の顔ぶれが前の場所と同じになるのは、20年九州場所~21年初場所(御嶽海、隆の勝、照ノ富士、高安)以来のこととなった。

大相撲名古屋場所は、7月8日の取組編成会議で初日と2日目の対戦相手が決定。10日の初日を迎える。