日本相撲協会は27日、大相撲名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。

日本相撲協会が発表した、部屋別・出身地別の集計表によれば夏場所の力士総数は、全43部屋に夏場所から10人減って628人。部屋別、出身地別のナンバーワンはどこか…。データを紹介します。

【部屋別力士数】

トップの座を4場所続けていた八角部屋に代わり、春場所からトップの九重部屋が3場所連続でその座をキープ。27人で最多だ。2位は25人で佐渡ケ嶽部屋、3位は玉ノ井部屋と高砂部屋が24人で並ぶ。5位は23人の木瀬部屋で6位八角部屋(21人)、7位の境川部屋と高田川部屋(各20人)までが20人超え。19人の式秀部屋、出羽海部屋、追手風部屋、立浪部屋までがトップ10だ。元横綱稀勢の里の二所ノ関親方が率いる二所ノ関部屋は、初場所から4人→13人→16人→18人と順調に弟子数を増やしている。

関取輩出では、7人でトップの座をキープしていた追手風部屋が、大翔丸の幕下陥落で6人(幕内5人、十両1人)となり、伊勢ケ浜部屋(幕内5人、十両1人)がトップに並んだ。3位は九重部屋(幕内3人、十両2人)と木瀬部屋(幕内2人、十両3人)の5人。関取4人の部屋はなく、3人は佐渡ケ嶽、八角、境川、立浪、春日野、宮城野、荒汐の7部屋となっている。なお関取不在の部屋は10部屋。

力士数の最少は、錦戸部屋の1人。新興の武隈、押尾川と片男波は4人と“少数精鋭”で臨む。力士数1ケタは11部屋となっている。

【出身地別力士数】

ここ数年の傾向で、日本全国の人口比率に準じている順位に、ほとんど変動はない。1位は断トツで東京都の51人。以下<2>愛知県と大阪府の各33人<4>埼玉県と兵庫県の各30人<6>神奈川県28人<7>千葉県27人<8>福岡県26人<9>鹿児島県23人<10>熊本県22人で、本場所開催4都府県を含む、ここまでがトップ10入り&20人超えだ。

幾多の横綱を輩出した“相撲どころ”の北海道、横綱稀勢の里(現二所ノ関親方)を生んだ茨城県、関取輩出数最多(幕内6人、十両4人)のモンゴルが、それぞれ18人でトップ10入りをうかがう。北海道同様、やはり多くの名力士を輩出した相撲どころの青森県は9人(20位タイ)となっている。なお47都道府県の最少は、鳥取県と滋賀県の1人。福井県が2人、香川県と徳島県が3人となっている。

国別ではモンゴルの18人が断トツで、ブラジル、中国、ロシア、ジョージア、ブルガリア、カザフスタン、フィリピン、ウクライナが各1人となっている。