日本相撲協会は25日、二子山親方(元大関雅山)と伊勢ノ海部屋付きの立川親方(元関脇土佐ノ海)が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。24日千秋楽の大相撲名古屋場所では同じ班で勝負審判を務めていた。

かど番大関の御嶽海が感染するなど、名古屋場所中には12部屋で感染者が判明。場所前に判明した田子ノ浦部屋を含めば13部屋で、力士約620人のうち約170人が休場し、十両以上は戦後最多の23人と前代未聞の本場所となっていた。

協会は8月開催の夏巡業に向けて、27日に参加者へのPCR検査を実施すると決めた。19年12月の冬巡業以来の巡業で、5日の東京都立川市から関東近郊で5日間行われる。