大関経験者の東幕下15枚目朝乃山が、来場所での十両復帰が消滅した。西幕下28枚目勇磨に突き落としで敗れて今場所初黒星。立ち合いから突きながら横に動く相手をつかまえられず、左からの力いっぱいの突き落としに屈した。取組後はオンライン取材に応じず。中継したNHKの取材には花道で応え「自分が弱いからです」と話した。

6場所出場停止処分から明けた名古屋場所は、三段目で7戦全勝優勝して格の違いを見せた。今場所は7戦全勝なら十両復帰が確実となる幕下15枚目以内の番付に昇格。この日に勝てば7戦全勝に王手だった。

すでに勝ち越しを決めているため、来場所では今場所よりも番付を上げる。番付や周囲の成績によっては7戦全勝でなくても、来年1月の初場所での十両復帰の可能性もある。1つでも上の番付に上がるために、残りの一番に集中する。