西前頭8枚目の北勝富士(30=八角)は初の敢闘賞受賞を逃した。「勝てば」の条件付きだった関脇大栄翔との一番にはたき込まれた。「自分が弱いんでしょうがないです」と悔しさをにじませた。

今場所は自己最高の初日から9連勝で、上位陣が不振の優勝争いを盛り上げた。しかし、10日目以降は1勝5敗と失速した。

「悔しいですけどね。10番勝てたんで、次の場所に向けて変わらず稽古したいと思います」と切り替えを強調。「こういうプレッシャーを乗り越えて三賞とったり優勝したり。そういう部分ではまだまだ弱い。もっともっと稽古して自信につなげていきたい。いい経験として、またこういう機会がくるように頑張りたい」と悔しさをバネにする。

【秋場所千秋楽写真特集】玉鷲が昭和以降最年長優勝 高安は初優勝ならず>>