西前頭4枚目の高安(32=田子ノ浦)が悔しい敢闘賞受賞となった。敢闘賞は今年春場所以来6回目で、三賞は通算11回目となる。

勝って優勝決定戦に持ち込みたかった玉鷲との一番。立ち合い、右からのおっつけに状態が浮き、そのまま攻めこまれて押し出された。「いつもと変わらず準備して、しっかりいい相撲をとろうといきました。精いっぱい相撲をとった。玉鷲関が強かったです。完敗です」と潔かった。

今年春場所は若隆景との優勝決定戦に持ち込みながら敗れた。またもあと1歩届かなかった賜杯。「弱いから負けた。まだまだ稽古が足りないということ。(優勝に)何度でも挑戦します。今日から九州場所を目指します」と“今度こそ”を誓った。