大相撲のファン感謝祭最終日が7日、東京・両国国技館で行われ、大関貴景勝(26=常盤山)がギネス世界記録の達成を喜んだ。

この日は親方衆や関取衆、来場した観客とともに「同時に四股を踏んだ最多人数」に挑み、従来の記録(250人)を大きく上回る400人が参加し達成。「ファンのみんなとやったことがうれしいです」と喜びをかみしめた。

17年ぶりのファン感謝祭について「本場所は戦うモードになっていて土俵で相撲を取るだけ。応援してくれるのはわかっているけど、言葉で『応援してます』と言ってくれるのは本当にうれしいですね」と言った。朝方から雨がやまず足元の悪い中でも子どもたちが駆けつけてくれたことについては「この力が一番の力になる」と刺激をもらった。

来月の九州場所へ「大関には三賞はないし、優勝しか目指すものはない。最低でも優勝争い、そして優勝。子どもに恥ずかしくない相撲を取りたいし、がっかりする相撲は取りたくない」と決意をにじませた。