東幕下4枚目朝乃山(28=高砂)が、西幕下筆頭湘南乃海(24=高田川)を寄り切りで破り、無傷の5連勝とした。立ち合いで右を差し、左上手を取って優位な体勢を作った。土俵際での湘南乃海の下手投げを耐え、右前まわしを取って体を寄せて寄り切った。「相手をよく見ながら寄り切れたと思います。落ち着いて取れたと思う」と冷静だった。

ともに無傷の4連勝同士での一番だったが「そこはない」と意識はなかった。「1日一番、感謝の気持ちを忘れずに相撲を取り切ろうと思った」と振り返った。十両復帰が確実となる7戦全勝まで、あと2番。「気を引き締めて自信を持ってやりたい」と意気込んだ。