NHK大相撲中継の解説を務めた元横綱の北の富士勝昭氏(80)は、かど番の大関正代が玉鷲に敗れて負け越し、大関からの陥落が決まると「う~ん。予想が当たって負け越しが決まると、気持ちのいいもんじゃないね」と声を落とした。

正代は在位13場所で皆勤での負け越しは5度を数え、2桁勝利は2度だけ。先場所は4勝止まりで、今場所は8日目から3連敗するなど元気がなかった。

北の富士氏は、正代が力なく土俵を降りると「全然この相撲が直ってこないもんね。矯正する…。直すものは直さないと。それぐらいの力はあるはずなんだけど。普段の稽古がね、足らなかったんですよ。だんだん力が、本来持っている力がなくなってきている」と残念そうだった。

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