大相撲史上初の東大相撲部出身で西序二段18枚目の須山(25=木瀬)は、勝ち越しがかかった七番相撲で西序二段20枚目の明光(27=尾上)と対戦した。

立ち合いから前に出て左を差して組み合う形となり土俵際まで追い詰めたが、逆転の上手投げを許して4敗目を喫した。5月の夏場所の前相撲で初土俵を踏み、しこ名が初めて載った名古屋場所、続く秋場所と勝ち越してきたが、今場所で初めて負け越しとなった。

敗れた須山は「左四つになったんですけど、最後に上手を振られてしまった」と悔しさをかみしめた。年納めの場所を終えて今年1年を振り返ってもらう質問にも「きょうのことしか考えられないです」と取組を終えたばかりで状況をまだ受け止められない様子だった。

今後の課題について「体重をもっと増やしたいし、基本的なことをしっかりやっていきたいです」と意気込みを述べた。【平山連】