西前頭8枚目の王鵬(22=大嶽)が、連敗を「5」で止める今場所2勝目を挙げた。今場所4勝と同じく元気のない佐田の海を立ち合いから突き起こし、タイミング良くはたき込んで2勝11敗とした。

12日目の前日19日は、祖父で「昭和の大横綱」の大鵬こと納谷幸喜さん(享年72)が、2013年に亡くなった命日で、10年の節目だった。取組前には「大鵬道場」の看板を掲げる、大嶽部屋と同じ建物の5階にある仏壇で、祖父をしのんでいた。だが完敗しており、1日遅れで祖父にささげる白星を飾った。

この日は大鵬さんの命日だった前日に取組のなかった、兄で三段目の納谷も勝って4勝3敗と、今場所の勝ち越しを決めた。同じく前日に取組のなかった王鵬の弟の夢道鵬は、すでに勝ち越しを決めており、5勝目を目指して14日目に土俵に上がる。

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