十両の優勝争いで1差につけていた東5枚目の金峰山(25=木瀬)が、初の幕内での取組で剣翔に寄り切られた。3敗目となり、この時点で13勝1敗と星を伸ばしていた朝乃山の十両優勝が決まった。

金峰山は初めての幕内の雰囲気に「緊張しました」。右上腕部にがっちりテーピングを施していた。「以前から痛めていた」と言い、前日13日目に朝乃山に敗れて土俵に右手をついた際に悪化させたという。本来の突き放す相撲ではなく、右を差す形で完敗した。

千秋楽の残り1番。新入幕の目標が残っている。