阿炎が貴景勝を破り、3勝1敗とした。もろ手突きの立ち合いから右へ回り込みながらはたき込むと、体勢を崩した大関はこらえられずに土俵を割った。

「当たってから動くと決めていた。イメージ通り。(貴景勝は)2、3日目の相撲を見ても前に出る力が違う。今の自分では太刀打ちできないので動きと速さで勝とうと思った」。本割での対戦成績は6勝3敗。2場所前には優勝決定ともえ戦でも破っており、貴景勝キラーぶりを発揮した格好だ。