大相撲史上初の東大相撲部出身で東序二段20枚目の須山(25=木瀬)が、三番相撲で颯雅(二子山)を寄り切った。「立ち合いから当たって、終始前にいけたんで良かった」と振り返った。

先場所に続き3連勝にも先場所はそこから3連敗しただけに、喜びは控えめ。「先場所は負けたらどうしよう、はたかれて負けたらどうしようというのがあった。今場所はやってやるぞという気持ちです」と勝ち越しがかかる四番相撲に視線を向けた。

須山は昨年5月に初土俵を踏んで以来、東大生との二足のわらじを履く生活を送っていた。今場所前に東大卒業が確定した。「大学生活は十分に楽しんだんで、これからは新たな気持ちで、より相撲に集中していけるように頑張りたい」と話していた。