昭和以降最速の所要1場所で新十両に昇進した西十両14枚目落合(19=宮城野)が、2敗目を喫した。

20歳と同年代の熱海富士との一番。落合は右を差し込み、もろ差しになって攻めたてたが、土俵際で突き落としを食らった。連勝が7で止まったが、「負けました。そういう感じです」とサバサバ振り返った。

落合は1月の初場所で幕下15枚目格付け出しデビューし、7戦全勝で幕下優勝。今場所は2日目に同じ新十両の玉正鳳戦こそ敗れたが、順調に勝ち星を積み重ねていた。朝乃山、逸ノ城という幕内優勝経験者らとともに優勝争いに加わっていたが1歩後退となった。

「もうちょっと立ち合いから攻めていきたかった。負けたことは悔しいですが、明日に切り替わっています。明日もやるべきことをやろうと思っています」。黒星も勉強。角界の“令和の怪物”はひるむことのないメンタルを持っている。 11日目は幕内優勝経験者で1敗の逸ノ城との注目対決が組まれた。