昭和以降最速、1場所で新十両昇進を果たした西14枚目の落合(19=宮城野)が3敗目を喫した。

幕内優勝経験者で、1敗で十両優勝争いのトップを走る逸ノ城との一番。落合はもろ差しで攻めたてながら最後は突き落としに敗れ、初の連敗を喫した。

「めちゃくちゃ重かったです」

率直な感想が出た。鳥取城北高の先輩でもある。「自分が小学4年の時、鳥取県の相撲協会にいた逸ノ城関に声をかけてもらった。まさか大相撲の土俵で対戦できるとは思っていなかった。全く通用しなかったです」と完敗を認めた。

前日10日目は同世代の20歳、熱海富士に突き落とされた。ただ、取組後は「負けました。そういう感じです」とサバサバした口調でダメージは感じさせなかった。

先場所、幕下15枚目格付け出しデビューで7戦全勝優勝。破竹の勢いで関取の座まで上がってきたが、200キロを超える巨漢の逸ノ城にはね返された。大型力士にどう対するか。今後の課題が明白となった。