関脇霧馬山(27=陸奥)が大関昇進の目安、2桁10勝に王手をかけた。初顔合わせの平戸海との一番。組み止めて、力強く寄り切り9勝目(2敗)をあげた。

取組後は「ちょっと危なかった。自分の形になってゆっくり攻めることができた」と振り返った。勢いに任せず、じっくりゆっくり。本来の相撲をとりきった。

小結で11勝、新関脇の先場所は12勝3敗で初優勝を飾った。大関昇進の目安は三役で直前3場所の合計が33勝。霧馬山は32勝まで条件を埋めた。「あと一番、一番ですね」。浮かれることなく、土俵をつとめあげる。

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