序二段は東14枚目の安大翔(18=安治川)と西76枚目の王輝(27=錣山)が7戦全勝で、千秋楽に優勝決定戦に臨む。

安大翔は先場所、序ノ口優勝を飾り、元関脇安美錦が師匠の安治川部屋へ初の優勝を届けた。「自分の思うような相撲がとれない時にどうやって自分の形に持ち込むか、意識している。課題は立ち合いなんで磨いていきたい」。

王輝は最高位東十両13枚目の関取経験者で左膝に今年1月、6月と2回の手術をへて復活してきた。「勝ち負けはいい。前に出る相撲をとろうとだけ思ってきた」。

お互い得意は左四つ。安大翔は「十両を経験している相手ですが、胸を借りるつもりではなく、自分から前に出ていく相撲をとりたい」と意気込んだ。