成績次第で横綱昇進の可能性がある大関貴景勝(27=常盤山)が、大関経験者の高安(33=田子ノ浦)に勝ち連敗を阻止した。前日4日目は明生(28=立浪)を引いて墓穴を掘り寄りきりで敗れていたが、この日は立ち合いで右に動き、いなして高安の体を泳がせ、そのまま体ごとぶつけるように押し出した。6日目は翔猿(31=追手風)と対戦する。

他の大関陣は、初日から4連勝の豊昇龍(24=立浪)は、豪ノ山(25=武隈)を押し出して5連勝。前日、今場所初黒星を喫した霧島(27=陸奥)は、明生をはたき込みで破り4勝1敗。2日ぶりに大関安泰の一日となった。

初日から4連勝で年間最多勝争いでトップを走る関脇大栄翔(30=追手風)は、同じ関脇琴ノ若(25=佐渡ケ嶽)との全勝対決に臨み、肩透かしで敗れた。勝った琴ノ若は自身、幕内では初の初日から5連勝となった。もう1人の関脇の若元春(29=荒汐)は、宇良(31=木瀬)を寄り倒し、3勝2敗と白星を先行させた。

残る三役の2人は小結同士の対戦となり、北勝富士(31=八角)が阿炎(29=錣山)を押し出した。

先場所、貴景勝に優勝決定戦で敗れた西前頭8枚目の熱海富士(21=伊勢ケ浜)は、ここまで4連勝。この日は琴恵光(31=佐渡ケ嶽)を右四つ、左上手十分の体勢から寄り切って無傷の5連勝とした。4人の新入幕の中で、美ノ海(30=木瀬)が宝富士(36=伊勢ケ浜)に勝って、序盤を終え4勝1敗と健闘している。

5日目を終え全勝は豊昇龍、琴ノ若、熱海富士、一山本(30=放駒)の4人となった。