先場所の優勝力士で、成績次第で横綱昇進の可能性がある大関貴景勝(27=常盤山)が、結びの一番で豪ノ山(25=武隈)に敗れ、痛恨の2敗目を喫した。初対戦の先場所で勝った埼玉栄高の後輩に対し、貴景勝は押し合いの後、右からのいなしが呼び込む形となり、右を差した豪ノ山に、一気に寄り切られた。

他の大関陣は、前日初黒星を喫した豊昇龍(24=立浪)が、返り三役の小結阿炎(29=錣山)を送り出しで下し6勝目。霧島(27=陸奥)は、過去6勝7敗と苦戦していた翔猿(31=追手風)に、すくい投げで勝って5勝2敗とした。

初日から6連勝と星を伸ばしてきた関脇琴ノ若(25=佐渡ケ嶽)は宇良(31=木瀬)に取ったりで敗れ、今場所初黒星を喫した。年間最多勝争いでトップを走る関脇大栄翔(30=追手風)は、返り三役の小結北勝富士(31=八角)を押し倒し連敗は2でストップ。5勝目を挙げた。もう1人の関脇の若元春(29=荒汐)は正代(32=時津風)に、すくい投げで敗れ3勝4敗と黒星が先行した。

先場所、11勝4敗の優勝同点で、今場所もここまで5勝1敗と好調の西前頭8枚目の熱海富士(21=伊勢ケ浜)は、平戸海(23=境川)と対戦。右四つに食い下がられ守勢となって寄り切られ2敗に後退した。

琴ノ若とともに、ここまで全勝で優勝争いのトップを並走していた、西前頭14枚目で返り入幕の一山本(30=放駒)も、佐田の海(36=境川)に寄り切られ今場所初黒星を喫した。

6日目を終え全勝は不在となり、優勝争いのトップは1敗の豊昇龍、琴ノ若、一山本の3人となり、2敗で貴景勝ら11人が追う展開となった。

なお北青鵬(22=宮城野)対翠富士(27=伊勢ケ浜)の一番は、水入りの末、北青鵬が上手投げで勝った。幕内での水入りは15年春場所14日目の関脇照ノ富士-逸ノ城戦以来、8年8カ月ぶりのことだった。

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