飛龍高相撲部の鈴木塁智(3年)が8日、大相撲の伊勢ケ浜部屋に入門することが決まり、同校で会見を行った。緊張した面持ちで会見場に現れた鈴木は「まずは早く先輩に追いつき、お世話になった方に一日でも早く、関取になった姿を見せたい」と抱負を語った。同席した伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)から「柔軟性を持った大きな体は魅力。稽古で自分の相撲を作り上げて、関取を目指してほしい」と激励された。

同部屋では現在、翠富士(27)熱海富士(21)ら同校OBの4人が現役で活躍中。名古屋場所(7月)には、稽古に足を運んでプロの胸を借りた鈴木。「先輩もいて、部屋の雰囲気も気に入った」。親方の熱い勧誘と、自主性を重んじた母校と同じ風土が決め手となり入門を決めた。

今年5月の県総体で個人2位。今夏の全国総体(団体・個人)出場にも貢献した。理想の力士像は「心優しく、力持ち」。兄弟子・熱海富士を重ね、みんなから愛される力士を目指す。栗原大介監督(47)からは「伸びしろは十分。これからまだ成長する」と期待された。今後は新弟子検査を経て、来年1月の初場所(東京・両国)で初土俵を踏む予定。高い志を胸に、プロの世界へ飛び込む。【山口昌久】

 

◆鈴木塁智(すずき・るいち)2005年(平17)6月7日、浜松市生まれ。父の勧めで小3時、わんぱく相撲市内大会に出場して優勝。小4から「浜松市相撲教室」で本格的に相撲を始め、中学からは「袋井相撲クラブ」でも技術を磨いた。家族は両親と姉。185センチ、130キロ。血液型O。