春場所(10日初日、エディオンアリーナ大阪)前の恒例イベントが帰ってきた。大相撲の「うめきた場所」が3日、大阪市内のグランフロント大阪で開かれ、3000人が来場した。新大関琴ノ若(26=佐渡ケ嶽)ら関取衆8人(他は錦木、平戸海、豪ノ山、琴勝峰、佐田の海、妙義龍、琴恵光)が参加し、会場を盛り上げた。

新型コロナウイルスの影響で途絶えていた同イベントが5年ぶりに復活。イベントを盛り立てるべく、琴ノ若はちびっこ相撲で子どもたちと相撲を取ったり、髪結の実演に臨んだり。会場内から湧き上がる琴ノ若コールに笑顔で手を振って応えていた。最後の演目の団体戦では錦木との一番で見事に勝利を収め、大きな拍手を受けた。「巡業とは違って、普段相撲に接する機会がない方も来る大切なイベント。僕らも楽しめた」と満足げな表情で振り返った。

1月の初場所は自己最多更新となる13勝で優勝同点となり、場所後には大関昇進を果たした。昇進関連のイベントに出席する多忙な日々を送りながら、大阪入りしてからも「ケガとかで稽古ができなかったというのは全くなかった」と口にし、1週間後に迫る場所に向けて「関取衆を相手に稽古して、しっかり体を仕上げたい」と誓った。4日、5日と所属する二所ノ関一門の連合稽古が行われる中で、調整具合を探るべく「しっかり出し切りたい」とテーマを持って臨む姿勢を見せた。2月上旬には稽古を再開。06年の元横綱白鵬以来、18年ぶり9人目の新大関優勝を目指す今場所については「大勝ちが当たり前と言われるところで責任をもってやりたい」と意気込んだ。【平山連】