東京のボッチャチーム「1st MIND(ファーストマインド)」は、来年開催の東京カップ2021本大会出場を目指している。

メンバーは東京都内在住の11歳から54歳までの5人。熱烈なカーリングファンである多田圭介さんが中心となり、昨年9月に結成された。「みんなで楽しく日本一!」を目標に用具は全て自前で制作したという。結成からわずか1カ月後、「かながわボッチャ2019」で公式戦デビュー。初体験者が1人いたものの、4位に入った。

これでメンバーのやる気に火がついた。練習量の増加とともに成績もアップするはずだったが、東京カップ、ユニバーサル大会と連続して予選リーグ敗退。「これでは日本一など夢のまた夢」。チームに危機感が芽生え、練習に一層熱が入った。その結果、1月の首都大東京学長杯では3位入賞を果たし、復活の兆しを見せた。それまで首都大東京(現東京都立大)荒川キャンパスで月1回程度だった練習が、入賞以降は週1回3時間を超えるまでに至った。

現在、新型コロナウイルスの影響で全体練習は休止している。出場するはずだった6月の葛飾ボッチャ交流大会も延期となった。緊急事態宣言解除後、次の目標は11月開催予定の東京カップ2021予選突破。本大会出場へ向け、互いに連絡を取りながら自主練習で個人のレベルアップに励んでいる。

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