「全国に“足育”と寝たきりゼロ運動を広めたい」と訴えるのは、一般社団法人「正しい足の文化を創る会」代表理事の亀井絹代さん(41)だ。その一環として14日午前11時と午後1時半、東京・新宿の京王百貨店で「あなたに合った歩き方レッスン」を開講する。

学生時代、スポーツ万能の亀井さんだったが、両足靱帯(じんたい)再建手術を3度も経験。その度に足の重要性を認識した。2005年(平17)にドイツへの留学体験を基に、独自のメソッド「足元からカラダを再生する」技術を確立した。17年に社団法人化し、地方自治体や教育機関、百貨店などで「正しい歩き方や足の管理法のセミナー」を実施している。

これまでに5万人以上の足を見てきた。「日本では幼少期の歩き方や靴への関心が薄すぎる。軽視すれば足への負担が増し、高齢になるとつえなどを安易に使ってしまうのでは」とみる。また、日本では店頭で安易につえを購入できるため、「必要でない方も使っている人が多い」と指摘する。正しい歩行法と足に合った靴選びで体への負担が軽減され、大きなケガや病気の防止につながる。

コロナ禍で屋外での活動が減ったことで、健康を気にする人からの問い合わせが増えてきた。8月からは全国に向け、オンラインで「歩き方の講師」や「足育のコンサルタント」の認定講座も始めた。

詳細はコチラ→tabk.jimdo.com

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