Wリーグ開幕を1週間後に控えた9月11日、東京都内で開幕記者会見が開かれた。開幕カードのうち東地区のENEOS-富士通から各2選手が登壇し、西地区のトヨタ紡織-トヨタ自動車の各2選手はリモートでの登場となった。

その中で、昨季ENEOSに次ぐ2位につけたトヨタ自動車は打倒ENEOSに最も近いチーム。キャプテンの三好南穂は今季のチームを「以心伝心バスケットで戦う」と表現し、「お互いがどういうプレーをしたいのかということを感じ取りながらプレーしたい」とルーカス・モンデーロ・ヘッドコーチ体制2年目の成熟を誓った。

しかしながら、目標を優勝に見定めつつ、三好は「相手のことより、自分たちのバスケットをどれだけできるか。走って、思い切りよくシュートを打つことを意識していきたいです」と、ENEOSを意識しすぎず、まずは持てる力全てを出し切ることを強調。そして三好はそれと同じくらい、あるいはそれ以上に大事なことにもフォーカスしているようだ。

「どのシーズンもそうなんですけど、今シーズンは特に見ている皆さん、応援してくれる皆さんに元気や勇気、感動を与えられる試合をしたいと思っています」

トヨタ自動車がファンへの感謝の気持ちを背負って戦う集団となることを期待したい。

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