「日本ボッチャ協会の審判員資格を取りたい」と意気込みをみせるのは、東京・葛飾区の國﨑由実子さん(56)だ。バレーボールの経験があり、同区青戸地区のPTA関係者から薦められ2008年(平20)、区の体育指導委員(現スポーツ推進委員)になった。

ボッチャを知ったのは12年。葛飾区スポーツ推進委員協議会がニュースポーツとしてボッチャを取り入れたことから。研修会などへ参加するうちに興味が深まり、当時日本ボッチャ協会普及部長を務めていた宮坂昇さん(現千葉県協会会長)の指導員養成講習会を受けると、指導員への気持ちがますます強まっていった。現在は葛飾区ボッチャ協会に所属し、チームの青戸レッドボッチャーズでは選手としてより審判をしていることの方が多い。

今は事業活動や交流大会で競技普及に努めており、区内の小学校5校へ出張指導も行っている。子どもたちへの指導に当たっては、自らプレーすることで競技とルールを、実際にふれることで「楽しさ」を感じてもらうことを大切にしている。さらに知識と経験を積み、指導員として活躍する日を夢みている。

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