30年以上にわたって中学生を指導してきた大野敏明監督(73)が2018年に立ち上げたチームだ。「野球の好きな地域の子どもたちに、中学3年間、硬式野球を頑張ってもらって、高校でも硬式野球を続けてもらいたい。そういう思いでチームを作りました」と大野監督は設立への思いを語る。ポニーリーグの指導理念である「機会均等主義」「野球は試合に出て覚えよう」の考えに賛同し、レギュラーメンバーを固定せず、選手全員が同じ練習メニューに取り組めるよう指導陣は心がけている。

コントロールのよい右腕・金子宗一郎(2年)がエースで主将。「キャプテンを務めることで金子にはより一層成長してほしい」と大野監督は期待する。左打ちの好打者・小畑雄大(2年)、長打力のある右打ちの強打者・有村匠真(2年)らが中軸を打ち打線の中心になる。

正式に部員募集をしたときに1年生として入ってきた選手たちが、新チームからは最上級生になった。19年には球団立ち上げに参加してくれたチーム1期生で全日本選手権に出場し16強進出を果たした。この成績を超えるのがチームの目標だ。金子主将は「どんなピンチでも試合終了まで全力疾走で諦めずプレーします」と意気込む。

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