昨年12月6日を最後に白星に見放されていたアースフレンズ東京Zが、2月14日の越谷アルファーズ戦で勝利。16まで伸びた連敗に終止符を打った。

今季は故障者の続出でフルメンバーがそろうことが少なく、インサイドの軸となる外国籍選手を大ケガで入れ替えざるを得ない事態も発生した。それでもなお、チームの雰囲気は決して悪くなかったと東頭俊典ヘッドコーチ(HC)は証言する。

「勝てない時って暗くなることが多いんですが、選手もスタッフも信じてついてきてくれて、前を向いて頑張ってくれていた。このチームをコーチできて幸せだなと思います」

トーマス・ウィスマン氏をチームコンサルタントに迎え、この試合の当日にはアンドリュー・ジョーンズ・アシスタントコーチの就任も発表。選手もB1に挑戦していた増子匠を期限付き移籍で呼び戻すなどテコ入れを図ってきたが、東頭HCが強調するのは既存の選手たちの努力だ。

「既存のメンバーでも手応えがあって、勝ち目はあると思っていたんです。基盤ができたところに彼らが入ってきたのは追い風。ここからみんなを乗せてあげたいと思っています」

シーズンは残り約3分の1。チームの成長がどのように表れるのか、東頭HCの手腕に要注目だ。

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