チームのモットーは「常勝」。「そのために選手個人は何をしなければならないかを考えさせています」と澤畑一成監督兼団長(58)は話す。相手を見てあいさつをすること、大きな声を出すこと、次への行動を早くすること、練習は200%でプレーすること、試合は仲間を信じて全力でプレーすることなど、当たり前のことをきちんと当たり前にやる意識を持たせる指導が行われている。

笑顔でチームを引っ張り、全体をまとめているのは岡村心結主将。投手陣はエース仁平瑠稀(ともに5年)と小沼莉緒(4年)がストライクを先行し試合を作る。攻撃陣は、俊足の木名瀬かのん(5年)が出塁し、岡村の小技でノーアウト三塁一塁か、ワンアウト三塁を作り、長打が魅力の武安優莉(5年)とセンター中心に打つ仁平で点数を取りに行くのが最強パターン。

「今のチームで全国大会の経験者は岡村と仁平だけなので、チームのみんなに全国大会の素晴らしさを味わって欲しいと思います」と澤畑監督は話す。

◆東石川ソフトボールスポーツ少年団(茨城県ひたちなか市)1981年(昭56)。ひたちなか市立東石川小と、近隣の児童が集まり活動している。在籍数18人。

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