◇6日◇決勝◇栃木・エイジェックさくら球場

▷決勝

作新学院

000 000 0 0

012 201 X 6

クラーク仙台

【作】市川、澤田―大栗【ク】網代、秋山、前島―米澤 [二] 山田(作)、鈴木(ク)

クラーク仙台(宮城)が作新学院(栃木)を投打で圧倒、6-0で破り初代女王に就いた。

仙台は2回裏1死から5番村上菜摘(2年)が中前打で出塁。四球と盗塁などで1死二、三塁とすると、7番新井はな(2年)の内野ゴロで先制。3回には右前打で出た9番鈴木美咲(3年)が、1番甲地陽菜(2年)の右中間打と敵失で長駆ホームイン。さらに4回に2点、6回に1点を加え、引き離した。

打線の奮起に投手陣も応えた。先発の網代日美樹(2年)-秋山心日-前島悠(ともに3年)が無失点リレーを演じた。渡邊崇部長は「強打の作新を完封したのは自信になった」と話す。現在、治療中のストッパーで主将の山口優生菜(3年)も6月には復帰する見込みで、夏に向け盤石なカルテットが整う。

コロナ禍で新チームの始動は昨年11月からと出遅れた。オフの間、投手陣はウエートや体幹トレを徹底的に続け、球速は10キロほどアップした。「打撃陣は心配ない」(渡邊部長)だけに、投手陣には「あと5キロアップ」を期待する。さらに試合経験を積ませることで、7月の選手権優勝が視野に入ってくる。

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