今季のBリーグの選手登録は3月中旬に凍結されたが、B2越谷アルファーズは4月に入ってB2優勝とB1昇格に向けた大きな補強に成功した。桜木ジェイアール氏のテクニカルアドバイザー就任だ。

昨季限りで現役を退き、その後は現在と同じ肩書でWリーグ・アイシンAWに在籍していたが、3月末に退団して新天地に越谷を選択。現役時代のチームメートである長谷川智也とアイザック・バッツが在籍していることも決め手の1つと語る一方で、「高みに向けて構築しているチームの手助けができればと思ってジョインすることにしました」とチームに可能性を感じての決断だったという。

全米大学選手権優勝やNBAでのプレー経験があり、来日後は19シーズンの間にアイシン(現B1三河)を何度も優勝に導き、国籍取得して日本代表にも名を連ねた名選手。青野和人GMは「勝者の哲学を浸透させてくれると確信しています」と語り、本人も「自分のありとあらゆる経験をチームに落とし込むことが役割。そこに注力していきたい」と自負をのぞかせた。

越谷は5月上旬に始まるB2プレーオフ出場が決定。B3から昇格してまだ2シーズン目だが、桜木氏加入の効果で一気のB1昇格という期待もふくらむ。

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