女子アルペンスキーヤーの安藤麻(25)が4月6日、自身が所属する日清医療食品(東京・千代田区)を訪れ、2020-21シーズンの報告を行った。

安藤は2月20日に開催されたアルペンスキー世界選手権(伊・コルティナダンペッツォ)の女子回転で、日本勢過去最高の10位を記録。WCSL(来季に向けてのシード権)も得た。安藤の活躍に対し日清医療食品の菅井正一社長は「コロナ禍で思うようなトレーニングができない中、世界選手権で快挙を成し遂げたことは当社として大変誇らしいことです。これからも会社を挙げて応援します」とコメントを発表した。

安藤に話を聞いた。「世界選手権の10日前に、練習で転倒して肋骨(ろっこつ)を痛めたんです。恐らくヒビが入っていたと思います」。体を少し反らせただけで胸部に痛みが走る。それでも、26年冬季五輪の会場となると思われるコースを「自分の目で確かめたい」と、出場を強行した。安藤は22年北京五輪の先も見据えていた。

安藤は故郷の旭川市に帰省、GW後は東京に戻りトレーニングに励む。「まずは北京五輪の代表に選ばれることです。夏には欧州に遠征したいですね」。屈託のない笑顔で抱負を語った。

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