アメリカの大学でのプレーを目指し、今季限定でB2アースフレンズ東京Zとアマチュア契約を結んでいたケイン・ロバーツの進学先がNCAA(全米大学体育協会)1部のストーニーブルック大に正式決定した。クラブの全面的なサポートが実り、Bリーグ初という画期的な試みが現実のものとなった。

チームに迎え入れた東頭俊典ヘッドコーチは「NCAA1部の大学にスカラシップ(奨学金制度)で入れるのはすごいこと。日本人選手の可能性が広がった」と興奮を隠さない。ロバーツ自身は「できると信じてはいたが、簡単ではないことも理解していた。周りの人に助けられたと思います」と語り、中でも東京Zという組織に対して「このクラブに入団したことが大きかった。コーチや他の選手がアドバイスをくれてプレー面も成長できました」と感謝した。

東京Zの今季最終戦は5月1、2日のバンビシャス奈良戦。昨年10月のBリーグデビュー戦で衝撃的なダンクを決めたロバーツは「勝つことが一番ですが、ファンの皆さんが期待してくれているのでダンクのような目立つプレーもできれば」と、ホーム大田区総合体育館での試合に決意を示した。日本ではしばらく見られないその雄姿を見届けるラストチャンスは今週末だ。

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