あきる野シニア(西東京支部・多摩西ブロック) 「うちの選手は全員がムードメーカー。元気でにぎやかなチームですよ」。荒川浩之監督が目を細めて話すのは、個性豊かな選手像だ。橋本陽輝主将(二塁手・2番)が練習態度でみなを引っ張り、時には厳しくすることでチームをまとめる。その勢いで、昨年の秋季大会は関東まであと1歩に迫れた。「冬の間は筋トレなど体力づくりに重点を置きました。夏に向けては走塁に力を入れているところです」と同監督。

中軸となる選手は出塁率がチーム一の向深澤要。1番に入りリードオフマンの役割を果たし、エースでもある。「左投げ左打ちの器用な選手でチェンジアップが持ち味。投手陣は充実していて2番手に右の塚野朔矢、左の土方拓磨が控えている。春はこの3人で回しましたが、夏には塚野、土方がエースの座を奪いにいきますよ」(同)。

打撃陣は3番に磯部蓮(三塁手)、4番に田村元(捕手)が座りクリーンアップを担う。「田村捕手はこの4月にコンバートしたばかり。クレバーなので、投手陣のリードに不安はありません。元々、選手たちには全ポジションができるように鍛えてきましたが、そのかいがありました。この陣容で夏は関東のベスト16を目指します!」(同)。

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