館林慶友ポニーの春季関東大会は予選リーグ3敗に終わったが、収穫のある戦いになったという。西村向陽ヘッドコーチ(HC=22)は「たくさんの反省点、課題が見つかった半面、自分たちが取り組んできた成果も出すことができた」と話す。3月末の選抜大会では沖縄の強豪・八重山ポニーに序盤で大差をつけられながらも粘り強く戦い、逆転勝利を収めた。西村HCは「3年生の選手たちが同じ方向を向くようになった。いいチーム、いい仲間になった」と選手たちの成長を喜ぶ。

内外野を守り投手もこなす小倉大夢が主将としてチームを引っ張る。投手陣は器用で安定感のある投球をする静井悠守が主に先発し右サイドスローの小倉がセットアッパー、気持ちの強さを前面に出すクローザー・高橋尚が試合終盤を締める。勝負強い打者・杉■(■は崎の大が立の下の横棒なし)聖七、長打力が魅力の牛久保皓大が打線のキーマンだ。西村HCは「2人が打てばチームも波に乗る」と期待する。

「目指すのは選手たちが自分で考えてゲームを楽しめるようになること」と西村HCは選手たちの成長を見守っている。

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