シニア世代でチアを始める人が増えている。今回は、そんなシニアが中心のチアダンスチーム「キャサリン・ラビット」を紹介します。

創設のきっかけは、愛媛県立松山商業高校の同窓会での還暦パーティー。高校時代に同校野球部が甲子園で優勝した時の思い出話に花が咲いた。「またあの頃のような熱い経験がしたい」。そんな時に思いついたのが「60歳からチアをしよう!」。チア経験者は少ない中で、皆の気持ちは1つになり「キャサリン・ラビット」が誕生した。

キャサリン・ラビットは、テーマパークダンサーのような陽気で楽しい雰囲気を大切にしている。イベント出演時は、金髪のウィッグとつけまつげを欠かさない。メンバーは、ムーミンやスーリヤ、ジュリア、キャッシーなどといったお気に入りのチアネームで呼び合いながら、和気あいあいとチアを楽しんでいる。

80歳でチアを始めた谷川玲子さん(チアネーム・れいちゃん=84)は、チームで最も練習をする。「体が動く間はチアを続けたい。生き生きと楽しく生活したいため」と、はじけるような笑顔を見せた。

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