元キックボクサー・笹谷淳氏(48)の引退式が4月15日、後楽園ホールで行われた。式には、両親や美紀夫人と2人の子どもが駆け付けた。戦績は62戦29勝31敗2分けだった。

2月18日のNKB日本キックボクシング連盟ウエルター級王座決定戦で敗れ、2010年にJ-NETWORKウエルター級王座を獲得以来、13年ぶりの快挙とはならなかった。試合後、引退を決意した。「キックボクシングのおかげで人生が充実したものになった。キックボクシングは誰にでもできる。これからより多くの人にキックボクシングのよさを広めていきたい」と語った。

笹谷氏は32歳での結婚式で、美紀さんから「夢をあきらめないで」と言われた。3度の入院・手術を克服し、47歳まで現役を続けた。信条は「一生挑戦」。キックボクシングの挑戦は終わったが、次のステージへの挑戦は始まったばかりだ。

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