6日、福岡ヤフオクドームで行われたAKB48選抜総選挙に関し、午後6時半から生中継したフジテレビにネットなどで批判が殺到した。

 「CMが多すぎる」「スピーチがぶつ切り」など、せわしなく途切れる中継への批判が多かった。山本彩や松井珠理奈ら選抜メンバーのスピーチもCMでさえぎられ、高橋みなみに花束を渡す前田敦子のサプライズ出演もCMで放送されなかった。

 全体的にスピーチが長く、時間調整に司会の徳光和夫氏も四苦八苦の様子。13位松村香織が「もう一言だけいいですか」願い出ると「生放送なので」と拒否する場面もみられた。3位の渡辺麻友は「時間ないですよね」と、進行を気遣い、スピーチを切り上げた。

 17位以降の下位グループは、多くのメンバーのスピーチが放送されなかった。スピーチの模様は画面左下の小さなワイプ画面に映るだけで、主音声では声も流れなかった。前半の生放送のほとんどは、宮根誠司キャスターを中心とするゲストによる順位予想や、注目メンバーの活躍VTRなど、スタジオでのトークに割かれ「会場を映してほしい」との意見も多くみられた。今回は、スカパーによる中継は午後7時に終了しており「何の工夫もないスカパー中継の方が良かった」との声もあった。