元女子サッカー選手のNMB48・磯佳奈江(いそ・かなえ=21)が3日、大阪市此花区のUSJで、「J:COM×ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 協賛記念セレモニー」に出席し、なでしこジャパンへエールを送った。

 磯はこの日、メンバー15人とともに「ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロール・ショー」で、新曲「ドリアン少年」などを披露。式典後、サッカー女子W杯カナダ大会で連覇をねらう「なでしこジャパン」の6日決勝に向けて、オーストラリア戦で決勝点をあげた岩渕真奈選手への期待を語った。

 「決勝では、すっきり気持ちよく、連覇を決めてほしい。岩渕選手のゴールで、2-1で日本が勝つと思います」。希望もこめて、なでしこジャパンの決戦を予想。準決勝のイングランド戦も、岩渕選手がピッチに入った後半から流れが変わったとし、期待の選手に彼女をあげた。

 磯は一昨年11月、ドラフトを経てNMB48に加入。15日発売の12枚目シングル「ドリアン少年」カップリング曲「サヨナラ、踵を踏む人」を歌うユニット「難波鉄砲隊其之七」センターに抜てきされるなど、進境著しいが、もともとはサッカー少女だった。

 代表選考に直前で漏れたINAC神戸の京川舞選手と、小学時代は同じクラブでプレー。磯は「舞(京川)がいたから、全国大会にも行けた。私は右サイドバックで、体力はあったけどクロスが難しく…。舞は本当に上手。かなわないって思った」と振り返る。

 その京川が入れなかった今大会のなでしこメンバーには「相当にレベルが高いと思う。でも、舞とは(代表選考前の)合宿中もメールしたりしましたけど、ケガさえなかったら…と思います」とも語った。

 イングランド戦では、イングランド選手のオウンゴールで、日本が勝利したが、磯も小学時代に「私もカットミスで(オウンゴールを)やったこと、あります…。0-0でした。すっごい悔しくて、その後は、もう、泣きながらプレーしてました」と話した。

 磯は中学でサッカー部に入り、男子とプレーしたが、サッカー選手としての限界を感じ、アイドルの世界へ目標を変更したという。